中国輸入船便の通関がめちゃくちゃ面倒だった実際の事例【日本到着後の費用10万円以上】
最後に更新したのは一年半前みたいです。
何故更新をやめていたかというと、別に広告とかも付けてなくて無料で書いてるブログなのに、早く続きを書けと言ってきた人がいたからです。
そんなことで書くのをやめてるなんて幼稚ですね私は。
今回何故書こうと思ったかというと、ネット上で検索しても、船便を自分で通関する流れみたいなのが無いなあと思ったからです。
今後誰かの参考になるかと思って書きます。
特に船便か航空便かの選択で船便を選んだ人、
元から船便での輸入を考えている人にとっては参考になると思います。
いつもは家の前まで輸入した商品を運んでくれるのが当たり前なのですが、
Alibabaでメール(チャット)をしたら、船便と航空便の選択があって、
船便の方が安そうと思って、船便を選択しました。
結果から言うと航空便を選択すればよかったと思ってます。
おそらくなのですが航空便を選択していれば、Alibaba上の支払いは高くなっていましたが、いつも通りの家まで運んでくれる手順で考えると、最終的には手間もかからずに安かったとは思います。
今回は船便で通関から検査や納税まで全部自分で経験してみて、
くっっっそ面倒な上に費用がとてもかかったので、
実体験を全部書いていこうと思います。
最初にかかった費用は海運会社からの請求です。
3万円以上しました。
これは船から荷物を降ろしたり、日本の倉庫に預けるための費用らしいです。
初めてだったのでびっくりしましたが、高すぎませんか???
一部料金は関税の時に合算するので、実質的な料金はもう少し安くはなるのですが、
それでも高くないですか???
海運会社から連絡が着た後に、私は通関手続きを自分で行いました。
ちなみに通関代行業者を使うと相場を見た感じですと安くて合計3~4万円ほどでした。
今回の私の関税は4万円以上したので、通関代行業者を利用していたら、
日本に到着後に10万円以上プラスで支払っていたことになります。
関税は航空便でも払わなくてはいけないですが、海運会社から3万円以上の請求が来たのに驚きました。
これを含めたら元々航空便で送ってもらった方が今回は安いです。
私は通関代行業者を使わずに、すべて自分で手続きを進めたので、
商品を受け取るまでの流れを書いていこうと思います。
・まず海運会社から連絡がくる
最初に海運会社から、費用の請求と、預けている先の倉庫の場所と、
「ARRIVAL NOTICE」という資料が送られてきます。
これは通関の時にも必要ですし、X線検査の時にも必要なとても大切な資料です。
通関代行業者に依頼したい場合は、この時点で通関代行業者に依頼をしましょう。
・指定された税関に行って通関手続きをする
私は最寄りの航空便の時にたまに行く税関ではなく、船便用の税関に行かなくてはいけませんでした。
税関に行く前に個人で通関を行う場合の相談窓口があるので、行く前日までには電話した方が良いです。
私はそのおかげで必要書類をすべてそろえた状態で、通関手続きに臨むことができました。
必要なのは「ARRIVAL NOTICE」(海運会社からもらう)とインボイス(中国の会社からもらう)です。使ったかは忘れましたが、「BILL OF LADING」(中国の会社がくれた/使った記憶はないけど提出はした)です。
これがそろっていればなんとかなりました。
資料がそろっている状態で通関手続きに行っても、私は1時間半ほど時間がかかりました。
空いていて、職員の人は親切に教えてくださったのですが、とても時間がかかります。
しかもいつもよりかなり遠くの税関に行ったので、合計すると相当な時間がかかりました。
・検査指定票をもらう
ネットで調べた限りだと、初回はほぼ検査になる確率が高いです。
私は大型X線検査という、荷物を載せた車ごとX線検査をする対象になりました。
この検査をするために必要なのが「検査指定票」です。
これは通関手続きが済んだ後に、X線検査をする税関から電話がかかってきて、
X線検査をする日付や時間を決めて予約することになります。
予約ができた後に「検査指定票」が発行されます。
これが発行されるのは船便対象の税関です。
発行までに時間がかかるので、これを受け取るためには、午前中に税関で通関手続きをして、午後に税関で検査指定票を受け取るか、
検査を受ける前に税関まで再度行って、検査指定票を受け取る必要があります。
・倉庫から荷物を受け取る
海運会社から指定された倉庫から商品を一時的に受け取ります。
「検査指定票」と「ARRIVAL NOTICE」が必要です。
荷物を受け取ったら検査場へ自分で持っていきます。
自家用車やレンタカーなどでも運べる量の荷物だった場合はなんとかなりますが、
人によってはトラックを用意する必要があります。
・検査を行う
税関と打ち合わせた時間に検査を行います。
「検査指定票」と「ARRIVAL NOTICE」の提示が必要です。
X線検査とか、中を開けて検査とか、箱や商品のふき取り検査とかいろいろします。
・関税の納税を行う
検査をクリアしたら、納税するための書類をもらえます。
ちなみに納税するまで荷物を持って検査場からは出られません。
Pay-easy(ペイジー)というサービスに対応したネットバンキングなら、その場で納税することができます。
税関からネットバンキングを利用していたらすぐに支払えるとのことでしたので、住信SBIネット銀行を利用している私は何の準備もせずに検査を終えましたが、住信SBIネット銀行では税金の支払いをすることができずに、荷物を置いて郵便局へ納税しに行った後に、荷物を受け取って退場する許可が下りました。
ネットバンクでもペイジー対応なのかは確認しておいた方がいいです。
・輸入許可通知書を受け取る
ここまでのすべての工程が終わったら、最後に通関手続きをした税関に向かいます。
輸入許可通知書をもらう数秒のために検査場から税関に行きます。
これで終わりです!
めちゃくちゃ面倒なので、通関代行業者を使う選択肢はとてもありだと思います。
特に時間の無い人や、車が用意できない人は、通関代行業者を使った方がいいと思います。
船便は無しみたいな書き方をしてしまいましたが、
私の今回の注文が航空便の方が良かっただけで、
注文内容によっては船便の方が良い場合も多々あるはずです。