元ニートの転売厨が現実を書いていく

転売に興味がある人に現実を伝えていきます。メインが中国輸入なので、中国輸入が多めです。

中国輸入の商品の損切は、感情に左右されて本当にとても難しいという実際の話

商品の損切というのは、

結構難しいのだというのを実感しました。

 

 

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私がほぼゼロイチで作った商品をこの度、切ることになりました。

 

デザイン代だけで複数案でひとつ当たり5万以上かけて、

中国の作成できる工場に依頼してました。

 

結構売れてて、当初の予定通りの売れ行きは良かったです。

(ひとつのデザインに付き、月100個以上)

 

しかし不良品率が高すぎた。

 

最初のロットはとても利益を上げてくれたのに、

金型の代金を払わなくてよくなった次のロットからは

ゴミのようなロットで、良品率3割ほどでした。

 

1品目の初期ロットは申し分ないのに、

別デザインでは不良品の嵐。

 

さすがに見限らざるを得なかった。

 

一作品目も、二作品目も、月に100個以上売れて、

 良品率が仮に8割以上なら、

ひとつ当たり月に数万円以上の利益は当たり前の商品だった。

 

しかし見限らざるを得ない不良品率だった。

これを見限るには結構なストレスだった。 

 

本当に正直なところで言うと、

この商品を切るハードルはとても難易度が高かった。

 

 ただの転売商品ならばすぐに切れる、

 

しかし今回はデザイン料だけでも結構な金額をかけているODM商品だった。

しかも実際に売れている。

 

今まで 誰も販売していないデザインで、

私の仮説が当たったと思い、とても嬉しかった。

実際に当たったのだが、不良品の山で私を苦しめた。

 

私の仮説が見事にヒットして、利益をあげることのできる商品のはずだったのだが、

実際は良品率が少なく、最初以外すべて赤字で販売した。

 

 まだ誰も販売していないデザインを作成して、実際にそれが評価され、軌道に乗ったはずなのに利益が出ない。

現時点の中国輸入の最大のリスクではあるが、この損切は本当に苦労した。

重ねて言うが精神的に本当に苦労した。

 

良品がほとんどであれば間違いなく利益を確保できる商品で、しかも私が考え抜いて依頼した商品で、ライバルが誰もいない。

(販売商品は月に複数100個以上売れている実績もある)

 

こんな商品を切るなんてことは同業者であれば、本当に難しかったというのを分かってくれると思う。

 

オリジナルでデザインを依頼して、実際に結構売れて、利益が出たはずなのに、不良品率が高すぎるが故に赤字。

 

自分の立てた仮説が世間にはまり、利益も得ることができるはずだった。

これほど嬉しいことはないくらいの成果である。

 

初期ロットが良かっただけに、自分の仮説が正しく、利益が出るという喜びも得られるはずの商品だったので見限るのがとても困難だった。

本来ならば幸福感を得られてもおかしくない商品である。

ただ現実は赤字を垂れ流す商品と化してしまった。

赤字になる確率は高いと思っても、自分で仮説を立ててうまく言った商品なので損切がとても苦痛だった。

 

しかしこれを苦痛なく損切りさせてくれたのは、

私に新たな案があったからであった。

 

新しい案を思いつくと、

どうしても古い案の方の価値が下がってしまうので、

結果的にこれが良かった。

 

やはり前に進むことこそ最大のリスクヘッジであり、論理的には切る方が合理的なのを分かってても、執着を持ってしまって切れないような商品は存在する。

しかし常に新しい商品を考えることで損切をしやすい環境を作ることが大事なのだと感じた。

新しい商品を思いつくと、過去の商品のしがらみなんかどうでもよくなる。

価値観の差はあると思うが、ひとつのことに執着を残すよりも、ばらけさせた方が良いのではと思ってしまう。

 

 まともに考えて、それが本来ならば評価されていたという、精神的に負荷のかかる損切ではあったが、前を向いて別の新たな商品があれば、そのような商品でも簡単に損切が出来ると分かった。

 

愛着のある商品の損切は難しい(特に自分のブランドでは)

しかし合理的に考えたら切るべき時もある。

時には痛みを伴うくらい難しいが、商品を考えて生み出し続けていると、過去の執着は薄くなるという今回の教訓。